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【戸建て住宅の外壁材】素材別、耐用年数とメンテナンス方法を解説

2023年6月6日

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戸建て住宅の外壁材には複数の種類がありますが、それぞれで耐用年数やメンテナンス方法が異なります。
そこで今回は、戸建て住宅の外壁材の素材別の耐用年数とメンテナンス方法をご紹介します。

外壁の耐用年数とは?

外壁素材には耐用年数があり、耐用年数を超えると外壁をリフォームする必要があります。もちろん、耐用年数はあくまでも目安のため、雨や雪が多い地域などでは耐用年数が短くなったり、丁寧にメンテナンスしていると長持ちしたりするケースもあります。
また、耐用年数は外壁の材質次第でも異なります。材質ごとの一般的な耐用年数とメリット・デメリットはそれぞれ以下の表の通りです。

(窯業・金属・木質・樹脂)

外壁材の素材 一般的な耐用年数 メリット/デメリット
木材外壁 約15年前後 ★デザイン性が高い/価格が高い
レンガ外壁 約50年 ★メンテナンスコストが低い/工期が長い
サイディング外壁
(窯業・金属・木質・樹脂)
約20年 ★他の材質に比べて初期費用が安い
★定期的なメンテナンスが必要
スチール外壁 約20年 ★防水性が高い/サビが発生しやすい
コンクリート外壁 約60〜100年 ★耐久性が高い/ひび割れやすい

※一般的に工事対象となっているサイデイングの御客様は築20年前後に何かしらの工事をするのが一般的なため上記の対応年数としております。

1. 木材外壁

木材外壁の一般的な耐用年数は約20年です。しかし、メンテナンスを怠ると早く劣化してしまうこともあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
木材外壁のメンテナンス方法としては、5〜10年ごとに塗装をして防水性を高めるという方法が一般的です。木材は防水性が低いため、定期的に塗装をして雨水による劣化を防ぎましょう。

2. レンガ外壁

レンガ外壁の一般的な耐用年数は約50年です。レンガは非常に丈夫な素材であるため、外壁にしても比較的長持ちします。レンガ外壁を長持ちさせるメンテナンスとしては塗装して防水性を高めたり、定期的に清掃をして泥やカビなどの汚れを防ぐといった方法があります。
ただし、清掃する際に高圧洗浄機を使うとレンガを削ってしまう危険があるためご注意ください。

3. サイディング外壁

サイディング外壁には窯業系・金属系・木質系・樹脂系の4種類がありますが、どの種類でも耐用年数は約20年です。しかし、定期的な清掃を怠るとカビや藻が発生して寿命に影響します。
サイディング外壁を長持ちさせるための適切なメンテナンス方法は塗装です。塗装をすることで、風雨や紫外線などからサイディングを保護することができるため、その分サイディング外壁が長持ちします。また、定期的に清掃をしてゴミが長期間付着しないようにすることもメンテナンス方法の一つです。

4. スチール外壁

スチール外壁の一般的な耐用年数は約40年です。しかし、スチール外壁にはサビが発生しやすいという特徴があり、サビによって劣化が早まってしまうことがあります。
サビの発生を防ぐためには、定期的な塗装が効果的です。なぜなら、サビの発生は表面の塗料が紫外線などによって劣化して剥がれ、金属部分に雨水が当たることで発生するためです。定期的に塗装をして金属部分に雨水が当たらないようにしましょう。

5. コンクリート外壁

コンクリート外壁は非常に丈夫で、一般的な耐用年数は60〜100年です。ただし、建築して数年間は結露が発生しやすく、カビやコケが生えやすいため、定期的にメンテナンスをしないと早期に劣化してしまいます。
コンクリート外壁を長持ちさせるためには、定期的な塗装が効果的です。なぜなら、塗装をすることで内部に雨水が侵入することを防げるためです。一度塗装しても、塗装が剥がれると雨水が侵入するため、塗装剤にもよりますが数年に一度の定期的な塗装をしましょう。

外壁の寿命を伸ばすためのポイント

外壁の寿命を延ばすためのお手入れのポイントは、耐用年数が長い塗料を選ぶことです。
外壁に塗料を施すことで、防水性が高まって雨水による劣化を防げます。しかし塗装にも種類があり、種類ごとに耐用年数は様々です。耐用年数が長い塗装を選ぶことでメンテナンスの回数を減らすことができたり、塗装の劣化による雨水の侵入を防げます。

H2: メンテナンスの重要性

外壁の定期的なメンテナンスが重要な理由は、外壁の強度や防水性を回復させられるためです。外壁のメンテナンスでは塗装をすることが多いですが、塗装は防水性を高める効果があります。塗装して防水性を高めることで、外壁の強度も回復させられるのです。
外壁の劣化や損傷は、外観に悪影響を及ぼすため常に綺麗な状態を保ちましょう。

まとめ

戸建て住宅の外壁の耐用年数は、素材によって異なります。とはいえ、どの素材でも定期的にメンテナンスをしないと強度が低くなり、劣化を早める原因になりかねません。定期的に塗装などのメンテナンスをして、外壁を長持ちさせましょう。

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宮城屋根ドクター