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外壁塗装費用が値上がりする?理由について解説

2023年8月18日

imgg

新たに建物を建てる場合や外壁塗装の塗り直しをしたいと考えた場合、一番に気になるのが外壁塗装にかかる費用でしょう。しかし、「外壁塗装の費用を調べると以前よりも高くなっている」と感じた方もいるでしょう。
実は、近年外壁塗装は値上がりしています。今回は、外壁塗装が値上がりしている理由や値上がりで想定できるトラブル例をご紹介します。

外壁塗装費用が値上がりする理由

近年、多くの会社の外壁塗装費用が値上がりしています。外壁塗装費用が値上がりしている理由は、主に以下の通りです。

・塗料メーカーが値上げをしている
・運送費の高騰

それぞれの理由について詳しく解説します。

塗料メーカーが値上げをしている

一つ目の理由は、外壁塗装に必要不可欠な塗料メーカーが値上げしているからです。外壁塗装メーカーが値上げをしているのは、塗料を作るために必要不可欠である樹脂や顔料などの需要と供給のバランス関係が変化していることが要因です。
新型コロナウイルスにより、樹脂工場地域のロックダウンや各国の物流制限、製造の停止など、塗料の製造工場自体が停止し、世界的に塗料が不足しています。さらに、プライチェーンの混乱や労働力不足、物流の制約、企業の流動性の低下なども加わったことで、業界全体で塗料が値上げしてるのです。

運送費の高騰

運送費が高騰していることも、外壁塗装費用が値上がりしている理由の一つです。
運送費は日本のみならず、世界全体で高騰しています。これは、ガソリン代の高騰や人員不足が原因です。特に、海外から輸送される場合運送費がこれまでと比べて割高になっており、外壁塗装費用を値上げせざるを得なくなっているのです。

塗料が値上がりする理由

外壁塗装費用は値上がりしていますが、塗料の値上がりには原材料の高騰や原油高、円安が関係しています。
塗料の原材料は主に樹脂や顔料、溶液、油です。これらはほとんどが海外から輸入しており、新型コロナウイルスやロシア・ウクライナ戦争の影響で入手しづらくなっていることから価格が高騰しています。加えて、最近では新型コロナウイルスが落ち着いて需要が急増していることも、原材料の価格が高騰している要因です。
また、材料費や交通費の高騰に加えて円安が進んでいることで、輸入にかかる費用も上がっています。円安になると、100円で買えていたものが120円などに値上がりするため、自ずと輸入品の価格が高騰してしまうのです。
このように複数の値上げの要因が重なり、外壁塗装費用が値上がりしています。

外壁塗装費用値上がりで想定されるトラブル例

外壁塗装費用が値上がりすることで、以下のようなトラブルが起きやすくなります。

・即時の契約を迫る
・納品トラブル

それぞれのトラブルについて詳しく解説します。

即時の契約を迫る

想定されるトラブルの一つは、即時の契約を迫られることです。なぜなら、外壁塗装費用は値上げを続けており、早くした方がなるべく費用を抑えられると考えるからです。
外壁塗装費用は、さまざまな要因で値上げを続けています。特に、海外からの輸入が多い外壁塗装は海外情勢によって価格が変動するため、今後の価格の動きが不透明です。そのため、さらに価格が上がることを想定して早く契約して少しでも安い価格で施工してほしいと考える人が増えます。

納品トラブル

納品トラブルも起こり得ます。なぜなら、塗料の需要は世界的に高まっており、入手しづらくなっているからです。
例えば、顧客が指定した塗料が入荷できず、塗料の変更を依頼せざるを得なくなる可能性があります。顧客からすると「事前に教えてくれれば良かったのに」と考えるため、外壁塗装会社の信用にも影響を与えかねません。

まとめ

外壁塗装費用は、材料費や運送費の高騰により値上がりしています。輸入が多い外壁塗装は世界情勢が大きく影響しており、今後も値上がりする可能性があります。
外壁塗装を検討している場合、塗料の価格変動に注意しましょう。

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宮城屋根ドクター