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シーリングとは?コーキングとの違いと種類を解説

2023年11月6日

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壁のひび割れを補修できるシーリング。DIYに関する知識がない方は、シーリングという言葉を聞いたことがないという方も多いでしょう。
そこで今回は、シーリングとは何かについてコーキングとの違いやシーリングの種類とともにご紹介します。

シーリングとは?

シーリングとは、建物の継ぎ目やひび割れ部分などの隙間を充填することです。シーリングをすることで、気密性や防水性を高められます。
建物の壁は、衝撃や経年劣化などの原因によって継ぎ目に隙間ができたり、ひび割れが生じることがあります。そのまま放置しておくと、外気からの空気が入りやすかったり雨漏りなどが発生するリスクがあります。このようなリスクを未然に防ぐ方法として、手軽に建物の継ぎ目やひび割れ部分を補修できるのがシーリングです。

コーキングとの違い

シーリングと混同されがちなコーキングですが、シーリングとコーキングの違いは曖昧で明確な基準はありません。しかし、一般的にシーリングは建物の隙間やひび割れを充填する作業の総称であるのに対し、コーキングはシーリングの作業方法の一つとされています。
そもそもシーリング材は建物の継ぎ目や隙間を充填する材料のことであり、コーキング材などのペースト状の「不定形シーリング材」と、合成ゴムを整形してはめ込む「定型シーリング材」の2種類があります。このことからも、コーキングはシーリングの一種であることがわかるでしょう。

シーリング材の用途

シーリング材の主な用途は、緩衝・接着・穴埋めの3つです。
まず、シーリングはサイディング(壁素材)の目地として使われることがあります。シーリングで目地をしておくことで、目地が地震の動きに追従するためサイディングの負担が軽減され、ひび割れを防げるのです。
また、屋根の板金を取り付ける接着剤としての役割を担ったり、雨漏りの応急処置として屋根や壁の穴埋めとして使うこともできます。

シーリングは5種類ある

シーリングと一言で言っても、シーリングは複数の種類があります。主な種類とそれぞれの特徴は以下の通りです。

・シリコーン系シーリング:耐候性、耐久性、耐水性に優れており、キッチンや浴槽周りの補修に適している。
・変形シリコーンシーリング材:耐候性と塗料性に優れており、通常のシーリング材と違って塗装用途としても使用可能。
・アクリル系シーリング材:水性で扱いやすく、乾燥すると硬化する。硬化後は肉やせするため、内装の張り紙の補修に最適。
・ポリウレタン系シーリング:伸縮性があり、塗装下地に適している。耐候性に弱いため外壁などへの使用は不向き。
・ポリサルファイド系シーリング:耐油性と耐候性に優れており、躯体目的に使われることが多い。

シーリングの寿命は?

一度シーリングをすれば一生持つわけではなく経年劣化するため、寿命を迎えたら再度シーリングしなければなりません。
シーリングの寿命は一般的に5〜10年です。具体的には補修から3〜5年で機能が低下し始め、環境によって耐用年数は異なるものの最大で10年経つと完全に劣化します。劣化すると、漏水や腐食の原因となって建物全体に悪影響を及ぼしかねないため、寿命を迎える前に再度シーリングをしましょう。

シーリング材を使ってできる補修工事

ここまでご紹介した通り、シーリング材は複数の用途があります。
例えば、欠けたコロニアルの接着補修に使用可能です。この場合、約1mmの隙間が空いたヒビの補修もできますが、無数のヒビがある場合は全てのヒビを埋めようとするのではなく屋根次第を交換する必要があるでしょう。
また、金属屋根に穴があいていて雨漏りしている場合も、シーリング材で応急処置ができます。ただし、金属屋根は表面の温度が80℃を超えるため、耐熱性の高いシーリング材を選びましょう。

まとめ

シーリング材を使えば、壁や屋根の隙間またはヒビを簡単に埋められます。シーリング材には複数の種類があるため、それぞれの特徴を把握した上で使用用途に適したシーリング材を選びましょう。
シーリングは、プロに依頼した方がより綺麗に仕上げることができて長持ちします。株式会社サンエスリフォームはシーリングにも対応しており、長年培った技術で丁寧に補修致します。宮城県でのシーリングは、サンエスリフォームにお任せください。

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宮城屋根ドクター