屋根リフォームで悪徳業者に騙されない!見分け方と対策を解説します
2024年4月22日
屋根は経年劣化し、定期的にリフォームしなければなりません。屋根リフォームを請け負う業者は数多くありますが、中には杜撰な工事をしたり、工事後に見積もりを遥かに超える高額な請求をしたりする悪徳業者も存在します。
そこで今回は、屋根リフォームで悪徳業者に騙されないために、悪徳業者の見分け方と対策をご紹介します。
リフォーム工事に関する相談は増加傾向
近年、訪問販売によるリフォーム工事・点検商法に関する相談が増加しています。
国民生活センターのデータによると「訪問販売によるリフォーム工事に関する相談」は2020年の8,786件に対し、2022年は10,076件でした。また、「点検商法に関する相談」についても、2020年が7,024件に対し、2022年は8,133件でした。
国民生活センターへのリフォーム工事に関する相談件数は年々増加しており、「契約を急かされて不要なリフォーム工事をした」「工事をしないと危険と言われた」などの相談が寄せられています。
引用:「国民生活センター」
悪徳リフォーム業者の見分け方
悪徳リフォーム業者には、以下の特徴があります。
・突然訪問して不安を煽る
・目視だけで雨漏り箇所を判断している
・見積もりの金額が相場とかけ離れている
・契約を急かしてくる
それぞれの特徴について詳しく解説します。
悪徳リフォーム業者の特徴を把握しておき、以下の特徴に当てはまる業者への依頼を避けましょう。
突然訪問して不安を煽る
悪徳業者は、「屋根板金がずれている」「瓦が割れている」など、突然の訪問で不安を煽ってくるという特徴があります。「今すぐ修理しないと大変なことになる」と相手を焦らせ、心理的に不安な状態に誘導してくるものです。
優良な業者は、突然訪問することはありません。リフォームの必要な箇所がある場合は、丁寧に現場を確認して状況を伝えます。突然訪問して不安を煽ってきた場合は、その業者に焦って依頼することは避けましょう。
目視だけで雨漏り箇所を判断している
目視だけで雨漏り箇所を判断してくる業者にも注意します。
建物は複雑な構造でできあがっているため、見た目だけで雨漏り箇所を特定・判断するには豊富な知識と経験を要します。そのため、軽く見ただけでは建物の劣化状況は判断できません。
また、勝手に建物へハシゴをかけ、屋根に上って勝手に点検をする屋根業者もいます。このような業者も、悪質業者の可能性が高いため気を付けましょう。
見積もりの金額が相場とかけ離れている
屋根リフォーム悪質業者の見積もり金額は、相場と比較して極端に高いか安いかのどちらかです。見積もりの金額が相場とかけ離れている場合も、悪徳業者の可能性が極めて高いため依頼してはいけません。
安すぎる見積もりを出してくる屋根リフォーム業者は、安くした分の工程を省くために手抜き工事をする可能性があります。一方で、高すぎる見積もりを出してくる屋根リフォーム業者は、意図的に高い費用で請求している可能性があります。
契約を急がせてくる
「今すぐ契約すれば安くします」「契約して工事しないと大変なことになる」など、その場で契約を迫る場合は悪質業者の可能性が高いといえます。
通常、屋根リフォーム業者と契約する場合は点検・見積もり・契約の順に行います。その場ですぐに契約をしようとしてくる場合は、その業者への依頼は避けましょう。
悪徳業者に騙されないための対策
悪徳業者に騙されないためには、悪徳業者の特徴を把握しておくだけではなく、いくつかの対策もあります。そこで最後に、悪徳業者に騙されないための対策を2つご紹介します。
複数の業者に相談する
複数の業者に相談し、比較検討しましょう。なぜなら、見積もりを複数提示してもらうことで費用の相場や業者の違いが見えてくるためです。比較検討することで、優良業者を見つけやすくなるのです。
しっかり説明をしてくれたり、具体的な見積もりを提示してくれたりする業者を選ぶことで、優良業者に依頼ができます。
地元密着業者に相談する
地元密着業者に相談することも一つの手です。なぜなら、昔から地域に根付いている屋根リフォーム業者は信用性が高いためです。
ホームページやクチコミを確認し、その地域に密着している評判のよい業者であるか、任せて問題のない業者であるかを判断しましょう。
まとめ
住宅を建てると、経年劣化による屋根リフォームは必要不可欠です。しかし、屋根リフォームを利用した悪徳業者は存在します。
ご紹介した特徴や対策を把握し、屋根リフォームには優良な業者を選びましょう。