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屋根断熱とは?屋根断熱のメリット・デメリットを解説します!

2024年4月23日

sam04
四季のある日本では、夏や冬のような過ごしにくい時期があります。これらの時期も快適に過ごすための住宅づくりが進んでいることをご存じでしょうか。
窓や壁の断熱だけではなく、屋根断熱にもさまざまなメリットがあります。そこで今回は、屋根断熱とは何かや種類、メリットとデメリットをご紹介します。

屋根断熱とは?

屋根断熱とは、屋根部分で断熱をすることで家全体の断熱性能を高める方法のことです。家全体を断熱することで、夏も冬も外気に影響されず快適に生活ができます。
屋根断熱は新築物件だけでなく、既存の住宅をリフォームし、断熱性能を向上させる場合にも適した施工方法です。より快適な住宅づくりをしたい場合は、断熱屋根へのリフォームを検討しましょう。

屋根断熱の種類

屋根断熱は、大別して「充填断熱」と「外張り断熱」の2種類に分けられます。それぞれ工法が違うため、どちらの工法がよいのかを建築会社、またはリフォーム業者と相談しましょう。
充填断熱工法とは、屋根の垂木と垂木の隙間に断熱材硬質ウレタンフォームを吹き付ける工法です。一方で外張り断熱工法とは、野地板の外側に断熱材を張り付ける工法です。新築かリフォームか、屋根材はどのようなものを使っているのかなどから、最適な工法を選択します。

屋根断熱のメリット

屋根断熱を行うことで、以下のメリットが得られます。

・屋根裏を有効活用できる
・快適な室内環境を実現できる
・建物の耐久性が向上する

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

屋根裏の有効活用

屋根断熱を行うことで、屋根裏を有効活用できます。なぜなら、屋根断熱を行っていないと屋根裏は高温状態になりやすく、通常の部屋と同じように使用することは困難です。
屋根断熱を行えば、夏場でも温かい空気が屋根裏に溜まってしまうことを防げるため、デッドスペースの屋根裏を通常の部屋と同じように使えます。

快適な室内環境

冷気や熱を遮断することで室内の温度や湿度を一定に保てるため、快適な室内環境を実現できるというメリットもあります。
夏場や冬場は特に室内環境が悪化しやすく、不快感を感じます。しかし、屋根断熱をしておけば猛暑が続いても快適な空間を保ち、リビングやお部屋でも快適性を維持しやすいのです。

建物の耐久性向上

建物の耐久性が向上するというメリットもあります。なぜなら、屋根断熱を行うと湿気や水分を防止でき、建物の損傷や腐食を防げるためです。
また、屋根断熱材を設置することで、屋根の構造体を温度差から保護できます。長期的に安全に暮らす観点においても、屋根断熱は大きなメリットとなるのです。

屋根断熱のデメリット

屋根断熱を行うことは前述の通りさまざまなメリットがあります。一方で光熱費がかかったり屋根の重さが増加したりするというデメリットもあるのです。
そこでここからは、屋根断熱のデメリットについて詳しく解説します。メリットだけではなく、デメリットも把握した上で屋根断熱を検討しましょう。

光熱費がかかる

屋根断熱を行うと室温を調整する範囲が広くなり、エアコンやヒーターが効きにくくなることで光熱費がかかるというデメリットがあります。
デッドスペースとして使用していなかった屋根裏の空間を居住スペースとして使うことになった場合は、冷暖房を使用する部屋が1つ増える分、光熱費がかかります。

屋根の重さが増加する

屋根断熱に使用する素材によっては、屋根の重さが増加する可能性もあります。加えて、屋根の構造次第では、断熱材の重みを支えるための補強工事が必要になる場合があります。補強工事を要する場合はそのための費用が発生するという点もデメリットです。
屋根断熱をする前に、補強工事の有無を確認しておくとよいでしょう。

まとめ

屋根断熱を行うことで、夏場も冬場も快適な室内環境が実現できます。メリットだけではなく、デメリットも把握した上で、屋根断熱を行うか否かを判断しましょう。

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宮城屋根ドクター